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貧血と梅
一昨日テレビでヘモグロビンに関する番組を視ました。
それで今日は貧血と梅の話を書きます。
私は子供のころマラソンをするとしょっちゅう貧血を起こしました。
貧血と聞くとなにか血液の総量が少ないように思われる方も多いでしょうが、
そうではなくて血液中のヘモグロビンが少なくなる状態のことです。
ヘモグロビンは酸素を運ぶ仕事をしているのでこれが不足すると、からだに
いろいろ不調が起こってきます。
だるい、疲れやすい、息切れ、めまい・・・など。テレビでも言ってましたが、
顔色が青白くなるのも貧血の人の特徴です。
その原因の大部分は鉄欠乏性貧血で鉄分不足という栄養的な欠陥によって起こるものです。若い女性にも貧血が多くみられるのはダイエットのための減食や栄養の偏った食生活によるところが多いようです。
鉄分の多い食べ物はレバー・赤身の魚・肉・ほうれん草・小松菜などですが、
それに加えて調理器具を鉄製のもので料理するのがとても有効なのです。
鉄鍋とか鉄製のフライパンとか、鉄瓶(お湯を沸かす鉄のやかん)とか昔はよく使われていたであろう品が今はステンレスとかアルミとか焦げないようにフッソ加工してある品物とかに変わっていますよね。
日本人はこの鉄製調理器具から少量溶け出す鉄分を食物と一緒に食べて、
からだに取り込んで鉄を補ってきた歴史があるようです。
さてせっかく口から鉄分を取り込んでもその約10分の1しか吸収されません。
吸収率を良くするにはクエン酸やコハク酸やビタミンCなど他の栄養素が必要です。
梅肉エキスはそれ自体に鉄分が含まれているだけでなく豊富なクエン酸が鉄分の
吸収率を高めます。
胃や腸のはたらきがにぶっていると、せっかく食べた鉄分も吸収されにくいのですが、
梅肉エキスは胃酸の分泌を促し鉄を吸収しやすくします。また便秘も栄養素の吸収を妨げるもとですが、腸のぜん動運動を活発にして便秘を解消することでも梅肉エキスは
貧血予防に役立ちます。
梅肉エキスとバランスの良い食事でヘモグロビンが増えますように願っています。