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          胃の老化

「胃の老化」とは胃液を分泌する粘膜の面積が胃の内側の面積の4分の1以下に

なることです。

 

 胃液が少なくなると解毒作用が衰え、他の人と同じ食べ物を食べても食中毒に

かかる危険度が高くなります。

食中毒というのは菌が生きたまま腸へ侵入して、腸は弱アルカリ性の環境なので

殺菌することができなくて、菌が増殖を続けることによって起こります。

梅肉エキスの主成分「クエン酸」は腸の環境を一時的に酸性にして食べ物の

殺菌をします。胃液の助っ人としてはたらくのです。

 

 またクエン酸はカルシウムと結びついてカルシウムを溶けやすくして腸壁から

カルシウムを吸収する率を30%上げる効果(キレート効果)もあります。

 

それから人間のからだには、肉や魚や甘いお菓子などの酸性の食品をたくさん食べた時に血液をはじめとする体液の弱アルカリ性を保つために骨からカルシウムを持ち出して

バランスをはかろうとする自然の機能があります。

それによって美味しいものをいっぱい食べても、すぐに体液が酸性になることはありませんが、カルシウムを持ち出された骨はもろくなるという理由です。

 

 梅はアルカリ性食品なので肉や魚など酸性食品とのバランスをとりカルシウムが

骨から持ち出されるのを防いでくれます。

 胃腸の調子を整えるために、また骨粗鬆症にならないように、

どうか毎日梅をお召し上がりくださいませ。