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                梅肉エキスのお話し

 日本人の場合「梅干し」は大体の方がご存知だと思いますが、「梅肉エキス」の方は

ご存知でない方が多いかと思います。

 

梅肉エキスの作り方は、青梅をすりおろして(おろし器は金属製のものは不可)

しぼったしぼり汁を黒い水あめ状態になるまで焦がさないように見守りながら弱火で何時間も煮つめるのです。

1kgの青梅から20gの梅肉エキスしかできません。

加熱することによってクエン酸と糖の一部が結合して梅干しには含まれない

「ムメフラール」という物質ができます。これが血液の流れをよくする物質です。

なぜ血流を早くすることができるのかは後日書かせていただきます。

梅の実の成分が濃縮されているので、その効果は同量の梅干しの30倍発揮すると

言われています。

 

「国産有機梅エキスつぶ梅丸」は手軽にお飲みいただけるように、水あめ状の梅肉エキスを国産の有機の米粉のみを使って粒状にしたものです。

常日頃の飲み方としては食前とか空腹時に、その日の体調に合わせて15~30粒をお召し上がりください。ゆっくり溶けますので朝召し上がるとその日一日安心ですね!

梅肉エキスで胃をコーティングしてから食事をすると胃酸のはたらきを助けて食べ物を

解毒し、消化を促進します。

 

 現代ほど薬がなかった明治17年・26年に日本国中で発生した「赤痢」に梅干しが

非常に効力を発揮したのをきっかけに、日露戦争の時には海軍は梅肉エキスを

衛星医薬品として正式に採用しました。

弘前大学医学部の佐藤興氏は梅肉エキスの研究を続け、純粋に近い抗菌性物質の抽出に

成功、これを赤痢菌・チフス菌・ブドウ状球菌等に与えた結果、赤痢菌は6mgその他の菌は9mgで死滅したことを学会に発表して注目されました。

 

食中毒にかかってすぐには医者へ行けない状態の場合に、梅丸60粒を飲み30分後にまた

60粒そして一時間後に60粒その後は2時間おきに60粒づつ飲むのが効果的です。

エキスが薄まらないように飲んだ後は湯茶を飲まない方がいいです。

 

私が最初に梅肉エキスを飲んだのは就寝直前でした。疲れがたまっていた時だったので、翌朝スッキリ目覚めたことに感激して今も飲み続けています。

旅行の時もつぶなので持っていきます。

ぜひ皆様にもお試しいただき、お役に立てますように願っております。